2011年2月20日日曜日

Kさんからプレゼント

第2子が産まれてから,ベビーシッターさん,ファミサポさん,シルバー人材センターの方々に随分とお世話になりました.のべ10数人の方々に来ていただきました.どの方にも,本当に心から感謝しております.

先日息子は6歳になりました.
今朝出かけようとしたら玄関のところにプレゼントの袋が!
頻繁にお世話になっているKさんからでした.
あけてみたところ,入学準備品がいろいろと入っていました!
お手製の,体操着入れや給食用の巾着袋まで!
息子ももちろん喜んでいますが,母の私も,涙が出そうに嬉しいです!
(私は裁縫が大の苦手です)

いろいろな方々に支えられて,私たち家族は生かされています.
有り難うございます.

「種を蒔く人」のたとえ

最近のわたくし,シロイヌナズナの変異体スクリーニングを鋭意進行中です.
春休みを利用して来て下さっているアルバイトの学生さんたちに,感謝感謝の日々です.
また,サポートしていただいた研究所の男女共同参画委員会にも感謝の意を表します.

さてさてどんな日々を過ごしているかと言いますと.
アルバイトの方々の若い方々と一緒に,連日連日,種蒔きと顕微鏡観察です.
ところが種子によっては,発芽率が非常に悪いものもあり,困っていました.
春化処理(低温,暗所で数日おくこと)を長くしたり,ジベレリン(植物ホルモンの一種で発芽を促進するもの)入りのプレートを試してみたり,赤色光を照射したり(赤色光の照射で内生のジベレリン量が多くなると期待されます)...

顕微鏡観察のあと,有望そうなものを土に植え替えます.その後も大事に大事に飼わないと,途中で枯死してしまいます.
種をとるところまで行ければ,こちらとしては一安心なのですが.

そんな日々を過ごしていたところ.

今日の主日礼拝の聖書の箇所は,ルカによる福音書 8.4-18でした.
有名な「種を蒔く人」のたとえです.

ちょっと長くなりますが,引用します.

大勢の群衆が集まり,方々の町から人々がそばに来たので,イエスはたとえを用いてお話になった.「種を蒔く人が種蒔きに出て行った.蒔いている間に,ある種は道ばたに落ち,人に踏みつけられ,空の鳥が食べてしまった.ほかの種は石地に落ち,目は出たが,水気がないので枯れてしまった.ほかの種は茨の中に落ち,茨も一緒に伸びて,押しかぶさってしまった.また
ほかの種は良い土地に落ち,生え出て,100倍の実を結んだ.」

(中略)

「このたとえの意味はこうである.種は神の言葉である.道端のものとは,御言葉を聞くが信じて救われることのないように,後から悪魔が来て,その心から御言葉を奪い去る人たちである.石地のものとは,御言葉を聞くと喜んで受け入れるが,根がないので,しばらくは信じても,試練に遭うと身を引いてしまう人たちのことである.そして,茨の中に落ちたのは,御言葉を聞くが,途中で人生の思い煩いや富や快楽に覆いふさがれて,実が熟するまでに至らない人たちである.良い土地に落ちたのは,立派な善い心で御言葉を聞き,よく守り,忍耐して実を結ぶ人たちである.」

実を結ぶに至るには,いろいろなハードルがありますね...
これまでを振り返ると,私は前半の3つ,どれにも当てはまるような気がしてしまいます...

人生でも実験でも,発芽させ,成長させ,実を結ばせることの難しさを思い知る今日この頃といったところでしょうか.(笑)
でも,大事なことは希望を失わないこと.
今日よりも明日,明日よりも明後日と,将来に光を見いだしながら進み続けること.

いつかは実を結ぶことができるように,歩んで行きたいものです.

2011年2月7日月曜日

研究員会議総会.川口淳一郎教授講演,はやぶさ熱再び

去年は議長をさせていただいた研究員会議総会,今年も開催されました.先週の木曜日でした.

何と,あの「はやぶさ」の川口淳一郎教授の特別講演がありました!

心が震えました.涙が出そうになるのをぐっとこらえました.
科学的なテーマの講演を聞いて,泣きそうになるなんて,そんなことあるんだ,と思いました.
1時間強の講演時間がとても短く感じられました.

去年はやぶさの帰還の頃,suikyoさんのツイッターをきっかけに(リンクはブログ記事ですが),すっかり「はやぶさ」のファンになってしまいました.
その後,川口先生は高校の大先輩ということを知り,ますます思い入れが強くなりました.

いつか研究員会議総会の特別講演に来て下さったらいいのにな,とずっと思っていました,その念願が,まさか今年度内に叶うとは思ってもみませんでした.
多忙なスケジュールの中講演をお引き受け下さった川口先生に,また研究員会議幹事会の方々のご尽力に,心から感謝したいと思います.

川口先生の講演会,これからも各地で開催される機会があると思います.
もし,聞きに行けるチャンスがあったら,是非足を運んで下さい.
本当に,本当に,お勧めです.

交流会にも参加して下さったので,著書にサインをいただきました.
息子(5才)にお願いしてもらいました.
家宝にします.

再び「はやぶさ」熱に火がついた私,この本この本DVDを購入しました.

そして昨日の日曜は上野の科学博物館,「空と宇宙展」最終日午後にすべりこみ観覧.
はやぶさの実物大モデルを見ることができました.
やはり実際に見てみると,前から抱いていた印象はかなり違うことに驚かされました.
意外とコンパクトでした.イオンエンジンは特に「この程度の大きさだったのか!」と思うほど.

追記)
このところ,
「ボクね,将来はサッカー選手になりたい」
と言っていた息子,サインをもらった日を境に.
「じゃくさのひとになりたい」
となりました.
サッカー選手になるにはどうしたらいいか,については全くアドバイスできない私ですが,じゃくさのひとになるにはどうしたらいいですかね.

今年の目標追記

そう言えば,3月に国内学会がもう一つありました.

1月  研究グループ内ミーティング,
2月  自著論文再投稿,研究室セミナー,スクリーニング
3月  スクリーニング,国内学会
4月  次の自著論文のFigを完成させる
5月  JSTのグラントに出してみる?
6月  次の自著論文のテキスト完成させる
7月  変異体の遺伝子マッピング進める
8月  次の自著論文投稿,変異体の遺伝子マッピング進める
9月  国内学会
10月 科研費申請
11月 電子顕微鏡ワークショップ
12月 次の次の自著論文Figを完成させる

ひと月に1回くらい見直さないといけないですね.