2009年4月21日火曜日

パスポートに旧姓を併記したい その1

7月のハワイに向けて、期限切れが迫っているパスポートを更新しなくてはなりません。
10年前は独身でしたので、現在持っているパスポートは旧姓です。
仕事上、私は旧姓を通しています。論文の著者名表記も、いろいろと考えてみはしましたが、独身時代の私と間にミドルネームをはさんだ私を同一人物と思ってくれるのだろうか等々つらつらと考え、旧姓表記のままです。

さて今回の更新にあたり、結婚してしまったので、新しいパスポートの名前表記は戸籍上の姓になります。
しかし、学会のregistrationもtravel grantも、なにも考えずに旧姓で出してしまいました。

そこではたと気がついた。
パスポートの名前と学会で使っている名前が違うとまずいんじゃないか?

というのは、昔、ある先輩とアメリカの学会会場で会ったら、名札の名前のfamily nameがいつもと違っていたというのを思い出したから。
「パスポートと同じ名前でないとまずい」
ということをおっしゃっていたような気がします。

うーん。どうしよう。

いろいろと考えてみたところ。
そうだ!旧姓を併記してもらえばいいのか。

さっそく検索。どうやら、旧姓併記は一応可能であるとのこと。
でも条件がいろいろ厳しい模様。
詳しくはパスポートセンター窓口に問い合わせてください、らしい。

で、電話で問い合わせてみたところ。

「結婚後、海外での活動実績を示す、公的な文書あるいは証明書が必要」、とのことでした。

論文はその公的文書の条件を満たすようです。
でも。
論文のコピーとかでいいですか。→ダメです。
論文のPDFとかでいいですか。→ダメです。
論文の別刷りでいいですか。→(別刷りがどういうものか理解してくださらない様子)→うーん。

ではどうすればよいのでしょう。

「論文が載った、表紙つきの、雑誌そのものをお持ちいただければ大丈夫です」
おおお。そう来ましたか。そこまですれば文句がないですか。

結婚後の日付で出た論文で(共著も可)、冊子体があるもの。
さ、探さなくちゃ。。。誰かから借りていくか。。。

あとは、travel grantの正式な通知でも良いそうです。
(まだ届いていませんが)

今回は、いくつか用意できそうなものの候補があるのでなんとかしのげそうですが、旧姓併記してほしいというだけでどうしてこんなにも厳しいんでしょうか。疑問です。
これが、男性で姓を変更した場合であっても同様の条件を求められるんですよね。そっちの方が大変かも。。。がんばれそういう境遇の男性の方々。

というわけで。

●研究の分野で
●旧姓で活動している方で
●今後パスポートの切り替えの際に旧姓を併記する予定がある方は

→自分の論文が載った国際誌の冊子体をゲットしておくことを強くお勧めします。周囲の研究室で雑誌を整理するときなどに、もらっておきましょう。
→国際学会の要旨集でも大丈夫かもしれません。捨てないでしばらく取っておきましょう。

また追って進捗状況を報告します。

2009年4月18日土曜日

一般公開終了

今日は一般公開でした。
午前中顕微鏡担当で来所してくださった方々の応対をしました。
身近なものを高性能の実態顕微鏡で見ていただこう、という企画でした。
私は花や花粉や葉っぱ、毛細血管など。

自分の研究とは直接は関係ないのですが、お客さんと一緒に身近な植物を観察するのは楽しいものです。今まで知らなかったことに気づかされることも多いです。

たとえば。
タンポポの綿毛、ですが。
拡大してみてみると、ぎざぎざしているのです。
タンポポの種子は、けっこうぎざぎざしていてごついつくりをしています。

久し振りにTさんとIさんにお会いしました。
ブログにあらかじめ連絡をくださっていたのですが、あまりに久し振りであったのと(結婚式以来か)、一か月半の2人目のお子さんも一緒にご家族そろって来てくださったので、跳びあがるほどびっくり嬉しい再会でした。いやー、感慨深い。

所内の託児所時代のお友達にも3人くらい会うことができました。
皆さんとっても大きくなっていてこれまた感慨深いです。

終了後は軽く研究室で打ち上げ。
suikyoさんのご家族と最後の方はゆっくりお話できました。

今日の公開日は、たくさんの出会いに恵まれた良い一日でした♪

2009年4月17日金曜日

今日も高圧急速凍結

今日もやりました。

操作には随分慣れてきたのですが、今日はちょっとトラブルに見舞われました。
前回途中で液体窒素切れになってしまったので、今日は容器が満タンになるのを見届けて、実験に臨みました。
液体窒素容器は下にキャスターがついていて、ごろごろと押して運びます。大きな容器なので腕というより体全体で押しながら移動するのですが、容器の冷たかったこと!

100Lの液体窒素のデュワーと装置本体を接続して、液体窒素を装置の方へ導入します。
導入する仕組みは、気化した窒素でデュワー上部の内圧を上げ、その圧力で液体窒素を押し出すわけです。

その内圧がどうも上がらない。本体の液体窒素のレベルも、時々不足を示す赤ランプがついてしまいます。
なぜなぜ?
午前中頑張って液体窒素を汲みに行ったし、酵母の前培養も誘導もかけているし、
これですべてあきらめるのはひどく悔しい。
でも私の経験と知識ではもう対処できない。

そこで何度か一緒に装置を動かしたことのあるSさんに電話し、アドバイスを仰ぐとともに、
納入時から今もときどきお世話になっている専門家のHさんの携帯番号を教えてもらい
(以前3人で作業していたときに私も教えてもらったのですが、そのメモがどこかへ行ってしまった。。。
いかんですね。)、連絡をとってみました。

Hさん、私の簡単な説明でデュワー固定金具のしめつけ不良が一番怪しい、と判断され、対処法を教えてくださいました。

で、アドバイス通りに一度固定金具を取り外し、周囲の霜をドライヤーで乾かし、再び組み上げました。

装置を再起動して、さぁどうなるか。

結果、無事立ち上がりました。良かった!
心配していた液体窒素の不足も起こらず、さくさくと固定をこなすことができ、
今日やろうと思っていた最低限のことはできました。
ああよかった。あきらめないでよかった。
どうも前回の液体窒素不足も、もしかしたら固定金具の締め付け不良というファクターもあって、液体窒素が無駄に逃げていたのかも。最初に汲んだ量も足りなかったというのもありますが。

SさんとHさんにお礼のメールを書いて子供をお迎えに。
最近夕食を作る気力がなく、お迎え後研究所に戻って食べてしまう日が続いています。
今日は関西風のおそば。ちょっと疲れたので帰ってからもしばらく横になっていました。
少し元気になってエントリを書いています。

2009年4月16日木曜日

モデル失格

久々に読書エントリです。

勝間さんがブログ等で紹介されていた、押切もえさんの「モデル失格」。
普段全くメイクやファッションに興味のない私ですら、大変興味深く楽しく読めました。
元気になれる本です。

モデルというと大変華やかな職業に違いないと思ってしまいますが、意外や意外、押切さんは実にさまざまな苦労をされているのに驚きます。ファッション誌で見かける華やかさとは裏腹に、実際にはとても厳しい現実の連続だったそうです。プロのモデルとして大活躍する前は、様々なバイトをしたそうです。また、怪我などのくだりは壮絶です。

しかし彼女のすごいところは、苦境やコンプレックスに向き合って一つ一つ対処していく驚くべき強さとしなやかさ。
あの美しさ、スタイルの良さ、くっきりとした個性を持ちながらも多くの読者に愛されてきたこれまでの彼女のすべてが、その強さに裏打ちされているように思います。

モデルとしての天賦の才というのは、骨格、顔の大きさやつくり、手足の長さといった、遺伝的に決められてそう簡単には変えることが難しい身体的な特徴でしょう。それについては、彼女は必ずしも業界の中では優位にあったわけではなかったようです(あのスタイルの良さで!?と驚いてしまいますが。)。でもそれをバネに努力を続け、彼女は今あれだけの輝きを放っているのです。
単純に、素直に、すごい、と思います。

研究者の天賦の才というと、直観力や論理的思考力や記憶力?顔のつくりや骨格などに比べれば、トレーニングでそれなりに改善や向上が期待できる要素なのかもしれない、なんて思いました。まして、実験の巧さや手先の器用さ、段取りの良さ、文章力などは、訓練次第でいかようにでもなるだろうなぁ、とも。

生きている世界もライフスタイルも価値観もすごく違うのですが、それでもとても励まされました♪
おススメです。
私は彼女よりもずっと年上ですが、彼女と同年代あるいは年下の女性で、元気になりたい、毎日をもっと輝かせたい、という人にはうってつけじゃないかな。

昨日も高圧急速凍結

昨日は高圧急速凍結装置を稼働しました。
今回は、2人のポスドクの方と一緒に。
2人とも、高圧急速凍結装置が稼働しているのを初めて見るので、たいそう新鮮だったようです。

ところでこの装置、とても大きい音がします。
試料を固定する(この場合は凍結させることです)時は、冷却すると同時に2000気圧という高い圧力をかけます。
そのときに、ブシューというかドーンというか、そこらに響き渡るすごい音がするわけです。

試料ホルダーを装置に装てんして、吹っ飛ばないようにピン(直径3cmくらいの頑丈な金属製の棒)で固定します。パネルでReady点灯を確認して、Jetを押します。
左手はピンを押さえています。

ブシュー、ドーン!
その後、ピンを素早く抜いて、試料ホルダーを出し、できるだけ早く液体窒素の入った作業用容器に試料ホルダーの先端を漬けます。

これが1shot。

昨日はtest shotも含めて15shotくらいしたのですが、2人は1shotごとに大受けでした。

ブシュー!ドーン!
「あははははは~」「すごい~」
15回も繰り返すとさすがに笑いは少なくなりましたが、それでもほぼ最後まで楽しそうでした。

私も最初見た時はすごいびっくりしたっけ、と、昔を思い出しました。
楽しげな2人を見て、初心わするるべからず、と思いました。

そうそう、温かくなったせいか、液体窒素の減りが思いのほか早かったです。
次はもっとがっちり入れて実験に臨みましょう。

2009年4月15日水曜日

笑ってやってください、ディスプレイ編

最近やらかした笑える恥ずかしい失敗談を一つ。

顕微鏡にもともと付属していたディスプレイが一台余っていました。
ソフトのバージョンアップで別のディスプレイに変わったためです。

結構大きな画面なので、普段の自分のコンピューターにつないで使えるかなと思って数か月前オフィスに移動してきました。
適当な電源ケーブルを見つけてきて、正面のスイッチをオン。
ん?反応がないなぁ。
で、そのまま最近まで放置していました。

年度が変わり、人が増えるので、部屋の模様替えをすることになりました。
机を移動することになったので、やっぱりこの際この大きな画面のディスプレイにしちゃおうかな。
そして再びスイッチオン。
んー、やっぱり反応ないなぁ。

ここはひとつ行動を起こしてみよう、ということで、
顕微鏡会社に問い合わせのメールを書き、コンピューター専門の業者さんにも連絡し、別の注文のついでに見てもらうことに。

顕微鏡会社からはすぐにお返事が来て、今週中に見に来てくれるとのこと。有難や有難や。
コンピューターの業者さんもその日のうちに部屋に寄ってくださいました。これまた有難や有難や。

「うーん、なんででしょう、」
「なんででしょうねぇ」
「特殊なものに見えないんですがねぇ」

と二人で考え込むこと3分くらい。
電源ケーブルを別のに変えてみてもダメ。

うーん、どうしたことかしら。

すると、業者さんが、

「あっ、つきました」
私、「わー!!!良かった良かった!何したんですか?」

「メインスイッチが背面にありました」

うきゃあああああああああー!!!

いやー、恥ずかしいですねー。
再発防止のために、ブログに書いてみました。(笑)
笑ってやってください。
(顕微鏡会社の方とコンピューターの業者さんには、ご迷惑をおかけしてしまいました。
す、すみません。。。)

2009年4月14日火曜日

一般公開

今週は、科学技術週間です。
理化学研究所筑波研究所、和光研究所では、今週末が一般公開です。
http://www.riken.go.jp/r-world/event/2009/open/index.html

和光研究所の一般公開の詳細情報ばこちらです。
http://www.riken.go.jp/r-world/event/2009/open/wako/index.html

私も和光研究所の生物棟で午前中立ち番をしています。

大人も子供も楽しめるイベントがたくさんあります。
たくさんの方のご来場をお待ちしております♪