乳吞み児とそれに対抗するかのようにまとわりつく4歳児を抱え、いつになくどたばたした年末なのですが。
やはり年末年始となると、ガツンと本や漫画を読んだり映画をみたくなるのです。
で、昨日今日とハマってしまったのが山岸涼子先生の作品。
私は10歳くらいの頃から山岸作品のファンで。
初めて読んだのは、兄が買ってきた月刊LaLaに載っていた「日出処の天子」。
その後もずーーーーーっとファンで、大人になってからも作品集は見つけ次第手当たりしだいに買って読んでいます。
今回(日曜と今日)読んだのは、
「ツタンカーメン」
「イシス」
「テレプシコーラ」2部3巻
「鬼」
「白眼子」
いやぁ...読み応えありすぎ...特に、「鬼」
ネタばれしてしまうので、内容はここには書きません。
とりあえず、これまで読んだ作品の中でも、一番重いかも。
でも読んだことを後悔はしません。
きっかけは日曜。
教会の帰りに書店に寄って、ツタンカーメンとイシスを見つけて買ってしまい、午後一気に読了、気づけば夕暮れ。
10代の頃、弘前でよくあったパターンの日曜の過ごし方に似ていて、なんだか懐かしい深いため息のようなものが出ました。
山岸作品は、設定が古代だったりすることが多いのですが、それでも深く深く引きこまれ、そのまま自分の人生や将来についてぐるぐると考えさせられてしまうのです。
自分は、どんな大人になるのだろう、どんな人生を生きるのだろう、この漫画の中に描かれているような辛い悲しい目に遭うのだろうか、などなど。
そんな小学生の私でした。(変わった子でした、ハイ。)
で、書店を出る頃には夕暮れで。
迫りくる宵闇に急かされ、家に戻るのでした。
そして、今、まがりなりにも二児の母になりまして。
30年近く山岸作品を読み続けている、ということに、
「ああ、ものすごい時間が経ってしまった」
と驚きつつ、
「小学生の頃の私と何ら変わらず、夢中になって読みふけっている自分」
を見出して、何とも言えず不思議な気分にさせられました。
で、エントリにせずにはいられなかったというわけです。
これだけ長くファンでいられた著者は、ほかにいません。
はい、つまるところ、このエントリで言いたいことは、
「私は山岸作品の大ファンであります」
ということに尽きるのですが(笑)。
でも、なんだか今回は特に心に迫るものがあって、記録しておきたい気分になったのです。
山岸作品、私が買ってくると夫も必ず読んでいるようです。
数少ない共通の趣味かもしれません。(笑)
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