書いておかないと忘れてしまいそうなので,メモメモ.
6月上旬に,中学校で授業をしました.
JSTのSPPというプログラムの一環でした.
百聞は一見にしかず,ということで,蛍光顕微鏡を持ち込ませてもらい,
半分は講義,半分は顕微鏡観察,という構成にしました.
DAPIというDNAに特異的に結合する色素で染色して,UV(紫外線)を照射して観察する,というものでした.この方法,私の出身研究室の必修項目のようなものです.もう何百回もやっているので,すいすいとやってしまうのですが,それでも中学生の方々には物珍しいらしく,皆さん目が輝いておられました.
口腔粘膜の上皮細胞や,オオカナダモを観察しました.
葉緑体は自家蛍光で赤く見えます.
暗いバックに青白いDNAの輝点,赤い葉緑体.
ごくごくありふれたその辺の草を観察しても,びっくりするくらいphotogenicな像が見えることがあります.
講義の時には眠そうだった学生さんもいましたが(笑),顕微鏡を観る段になったら,一人として眠そうな方はいらっしゃいませんでした.
うん,やはり百聞は一見にしかず,だと思います.
3 件のコメント:
中学校で授業、すごいです!
難しいと思うけど、最後までみんなが興味津々だったことは、とても嬉しいですね。
お久しぶりです。
先月転職をして、電顕屋に変身しました。
まだわからないことだらけですが、
今度小学生を対象に授業をする予定です。
可視化できるって、すごいことですよね~。
Kさん,コメント有り難うございました!
私も,顕微鏡をのぞく時のわくわくする気持ちを,目を輝かせていた中学生の方からもらったような気がします.初心わするるべからず,ですね.
myuさん,コメント有り難うございました!えっ!電顕屋に変身!?されたのですか.そして小学生に授業!ですか.可視化する楽しさが伝わる授業になりますように!
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