一昨日の退院直前まで,娘がその日に退院できるかどうか微妙でした.
生理的体重減少が生後数日で激しく進んで,1回1回のミルクの飲みもそんなに悪くないのですが,母乳のレッスンでたくさん大泣き(ギャン泣き,と言ったほうがいいかも)したせいか,私が尿カテはずれないせいで身動きが機敏でなく授乳の回数が一日7回になってしまったせいか,その後全然リカバーしてきませんでした.助産師さんに何回も,「一日8回きっちりこの量飲ませましょう」と注意されました.息子のときは,あっという間に回復したので,そんなことで悩むなんて思いもしませんでした.
結局前日と前々日きっちり3時間おきに授乳しました.
別にもっと頻回にしてもよかったんですが,睡眠時間や食事,シャワー,娘の沐浴&診察待ち,保健指導(沐浴指導,調乳指導,退院指導の3つ,どれも原則必須参加),助産師さんによる母乳相談と搾乳,検査,診察,コインランドリーでの洗濯,売店での買い物,面会などをしていたら,4時間あいてしまうことが一日にどうしても1回あったわけです.あと,娘はよく寝てくれて,はっと気がつくと前回の授乳終了から3時間連続で寝ていたり.搾乳と授乳に1時間かかってしまうと,3時間寝ていられたら合計4時間あいてしまうんですね.
最後の夜は,カップフィーディングだったのを,乳首をつけて飲みやすいようにしました.
ただ,母乳育児の妨げにならないかな,という懸念もありました.結構早く飲めるということは,穴が大きく吸いやすい,ということになり,その後なかなか出てこない本当の乳房に対して興味を失うということになりかねません.
桶谷式母乳育児相談にも行く予定でもありましたし,退院してから使ったのは,ピジョンの「母乳相談室」.これは息子のときに既に買ってありました.
息子のとき,
→カップフィーディング(入院中)
→フィンガーフィーディング(退院後しばらく:ミルクを貯めるシリコン製のボトルからシリコン製の細いチューブが出ているメデラ社の器具を使いました.これはどこに行ったんだっけ...見つからないのですよね.アマゾンで見たら意外に高い!)
→母乳相談室(指からしか吸わなくなる恐れがあったので哺乳瓶に)
と変遷したためです.日本からわざわざ取り寄せたような気がします.
で,この哺乳瓶,母乳育児をするときに起こしがちな乳頭混乱をなるべく防ぐべく工夫された乳首の形をしているのが特徴です.で,出産後まもない産婦の多くは,ほとんど母乳が出ないか足りないわけですが,それにも似せてあって,哺乳力がないとなかなか出てこない.つまり,吸い付く力が弱いと授乳にめっちゃ時間がかかってしまうわけです.
退院当日からこの哺乳瓶を使ったのですが,それまで病院の哺乳瓶で1回80mlとか飲めていたにも関わらず,40mlくらいで疲れて寝てしまう,の繰り返し.ピーンチ!
私も眠くて眠くて,ミルクをあげながらがくんがくん船をこぐ有様.息子のお弁当を作らなくてはならないので,退院初日だったのですが1時間しか眠れず.(笑)
普通にミルクをあげると,両手が塞がってしまいます.で,40ml飲むのに30分以上ないし2時間かかっちゃったりするわけです.で,娘も疲れてすぐに寝てしまいます.
スリングは,早く慣れたかったのですぐに入れてみました.息子のときは2ヶ月くらい経ってからこわごわ入れていました.0-1ヶ月の新生児期はあまりにふにゃふにゃで,入れるのが怖かったせいです.娘,小さいのでスリングがやたらでっかく感じられます.ひもを調節して,なんとか落ち着くポジションを発見.
で,スリングに入れたままミルクをあげてみると.
安心するのか安定するのか,飲みが良いのです.
飲むスピードが遅くても,少なくとも片手が空くので授乳中に片手でできることをこなせます.
さらにいろいろ工夫してみたら,げっぷをさせるポジションのときや,哺乳瓶の中身がまだたっぷりあるときであれば,両手をあけることもできる!これで授乳にすごく時間がかかったとしても母子密着していられるし,空いた手で別のこともできます.
これは便利だ!
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