ついふらふらと買ってしまった一冊。
「弁当男子」
最近巷にはお弁当を自分で作って持参する男子がいるのだとか。
彼らを「弁当男子」と呼ぶのだそうです。
なんだかリアルなお弁当、という感じがして、実においしそう。
よく女性雑誌や料理雑誌に載っているきらきらかわいいお弁当よりも、
私はこういったお弁当にどうも心惹かれるようです。
いろどりとかは完璧ではなくてむしろ茶色っぽいけれど、どうもおいしそうなお弁当。
これが私が惹かれるお弁当のようです。
母が作ってくれたお弁当に近いのかもしれません。
弁当男子のそれぞれの弁当事情を読むと、うーん、すごいなぁ、と感心。
一人暮らしをはじめるのを機に、これまでしたことのなかった料理に取り組んだ独身男性。
子供のために手作り弁当をつくるお父さん、キャラ弁(!)を作るお父さんまで。
奥さんの分もお弁当を作る旦那さんもいるようです。
すごいなぁ。。。
このところ、外食や中食(外で買ってきて家で食べる)ばかりだった私、ちょっと反省です。
大学3年の頃、思い立ってお弁当生活をしばらく続けたことがあります。
その時も、すごく心惹かれたお弁当の記事がありました。
dancyuのお弁当特集。
dancyuは(今もたまに買いますが)、当時は今よりもずっと男性目線な料理・グルメ雑誌だったように思います。
今でも覚えているのが、きんぴらごぼうをライオンのたてがみのようにアレンジした和風弁当。
それがきっかけだったかどうか、当時のお弁当には随分きんぴらごぼうを入れた気がします。
春菊の胡麻和えとかも定番でした。
2回目のポスドクを奈良ではじめたときも、ぽつぽつとお弁当を持って行っていました。
そんなに長くは続きませんでしたが。
大学3年の頃と、ポスドク2回目の頃。
自分の中で、「しっかりしなくちゃ」という気持ちが高まっている時期でしたね。
大学3年の頃は、「もうこの年には母は結婚して子供を産んでいたのだなぁ」とか思って、
「しっかりしなくちゃ」と言い聞かせていました。(その割に、しっかりしませんでしたが。笑)
ポスドク2回目の頃は、結婚直後だったにも関わらず別居生活に突入した頃でした。
東京と奈良の行き来にお金がかかることなど、このときも「しっかりしなくちゃ」と思っていました。
(そしてこれまた、うっかりなことも連発していましたが。笑)
子供を産んで、最初の託児所に預けていて離乳食がまだ完了していない頃は、
毎日お弁当を作って預けていました。
ちいちゃなちいちゃなお弁当箱に、おかゆと野菜とタンパク質系のものを何か。
この頃お弁当づくりから遠ざかっているのと、食べる量も増えてきたので、
遠足のときのお弁当づくりなどは大変な騒ぎになってしまいます。(笑)
いつか子供が大きくなって中学生とか高校生になって、お弁当を持たせるようになったら、
またがっちりしたお弁当を毎日作るのかなー。
そんな日が来るのが怖いような、楽しみなような。
いろんな思いが交錯しながら読んだ「弁当男子」でした。
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