2011年11月11日金曜日

幹軸椎回旋位固定顛末

この1週間ばかり重くのしかかっていた悩みとそれが解決した顛末についてメモをしておきます.

先週の水曜11月2日,学童保育に迎えに行ったら,
「○○君(息子の名前),首が痛くて大変らしいんですよ」
とのこと.
「首が傾いたままほとんど固まってて,痛くて走ることもできないみたいで」
「ちょっと大変そうなので電話したんですけど」
しまった,今日は研究室の最終レビューを聞きに行っていたので,その時に電源を落としたままにしてあったんだ.しかも研究室もからっぽだったので,連絡がつかなかった模様.
事情を話して謝った.

出て来た息子,確かに首が曲がっている.右に傾いたまま,右肩もやや上がっている状態.
最終レビューのお疲れさま会があり,とりあえず会場に向かった.

最初のうちは,iPhoneで遊んでいた息子だったが,そのうち
「首痛い〜!もう帰る」
と言い出した.
こういう場が好きな息子がこんなこと言いだすのにびっくりした.
人生最初の寝違えじゃないの,とたかをくくっていた私だったが,これはただごとではないとやっと察知した.
お酒が入っていたが,夜中になって子供2人を連れて病院に行くより今行ってしまった方がいいかも,と,タクシーで病院に向かった.
息子は病院の夜間救急の待ち合いのソファーに丸くなっていた.
首が痛いので,うつぶせのまま頭をかかえ,膝をまげて.

診察をしてもらい,首が15°ほど傾いているとのこと.直前に風邪とかひきませんでしたか,と聞かれたが,そういうこともなく.

X線撮影をして,再び診察室へ.
病名を電子カルテに書き込む先生,「幹軸椎」まで入力したところで「亜脱臼」という選択肢が.えええっ!亜脱臼?と思わず声に出た.
が,別の選択肢だったようで,「幹軸椎回旋位固定」だった.

首の骨,一番上のものと二番目のものが回転して,私たちは首を横に動かせるらしい.
その二つの骨の間で,回転したまま戻らない状態になっているとのこと.

ソフトカラーをして,運動などは控えて安静に,とのこと.
学校は,どちらでも,痛くて我慢できないようならお安みさせても,また,痛みが我慢できるようだったら行ってもよいとのこと,判断は任せますと言われた.
飲み薬,カロナールと湿布を処方してもらった.
薬剤科にも,息子はついてこられなかった.ずっとソファーでまるむし状態.

娘がかわりについてきて,夜中の病院,止まっていたエスカレーターに近づいたら,急に動き出したので,驚いて泣き出した.

翌3日は休日.一日安静にさせようとしたが,本人退屈で,いろいろ遊んでしまう.
首が痛いのか,活動度は低いものの.
お友達の家に遊びに行く予定にしていたが,キャンセルさせてもらった.
そのお友達がお見舞いに来てくれた.餃子をごちそうになって,私が少し元気になった.
ネットでいろいろ調べたところ,慢性化して長引くこともあるのだそう...

翌4日,活動度は低いけれど,遊ぶ意欲などはありそうなので学校に行かせることにした.
ランドセルを背負わせたら急にかわいそうになって,徒歩10分の学校だが車で送った.

翌5日,授業参観の日だった.いつも一緒に朝登校しているお友達Kちゃんのお母さん(餃子も彼女が差し入れしてくれた)が車で送ってくれた.有り難かった...
学校では家にいるよりも随分元気そうに振る舞っていた.
ソフトカラーを巻いているので注目を集めてしまっていたが,本人はあまり気にならないようだ.
(小さい頃から眼鏡をかけていたので,そういう状況には慣れているのかもしれない)
算数の授業で真っ先にあててもらっていた.
たしざんが書いてあるカードが裏返しにして黒板にはってあり,2人ずつ前に出てカードを選び,その答え,どちらが大きいかで勝ち負けを決める,ような形式だった.
答えも合っていてなおかつ数字が一番大きかったので,たいそう嬉しそうにしていた.良かった.

翌6日日曜,珍しく,「今日は教会に行こう」と息子から言い出した.
久しぶりに子供2人を連れて教会に行った.
会う方会う方に「どうしたの?」と訊かれた.
息子はそうやって自分に注目が集まっているのを少し楽しんでいる様子だった.

この時点では症状にあまり変化はみられず.

8日.週末に予定していた帰省をどうするか,真剣に考えることにした.
9日に再受診して,MRIを撮るそうだ.その結果次第.

「おじいちゃんとおばあちゃんのところに行けるかどうかは,水曜の検査と診察で決まるよ」

息子,首は痛くても当然実家への帰省は当然敢行されると思っていたらしく,上の私の一言で急に治る努力を熱心にするようになった.
本当にこの1,2日で急によくなった.そんなに帰省したいのかー.

9日水曜,どきどきしながら,MRIとX線撮影をして,診察.
軽快してきたということで,あと3日カラーを装着して,その後は通常の生活に戻って良いとのこと.入院とかにならなくて,本当に安堵した...

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