2010年3月8日月曜日

アメリカ版 大学生物学の教科書

アメリカ版 大学生物学の教科書
これはいい!
研究所内の書店で平積みにされていました.

アメリカの生物学教科書「LIFE」の8版の一部を日本語訳してブルーバックス化したのだそうです.
今回入手したのは第一巻の「細胞生物学」.
第二巻の「分子遺伝学」4月,第三巻は「分子生物学」5月刊行予定だそうです.

この本の良いポイントは,図解が豊富で非常に読みやすいのと,ハンディなサイズであること,廉価であること.

もちろん,「細胞の分子生物学」「ルーイン細胞生物学」など世の中には非常に優れた教科書はあるのですが,これらは専門家あるいは専門家を目指す人向けで,決してハンディではなく,高価です.
私は大学院試験のために,細胞の分子生物学の3版を章ごとにバラバラにしました.その方が持ち運びやすくかつ勉強しやすい形になったから.

ともあれこの本.
若い読者を想定しているようですが,私のように,これから若い世代に講義をする機会がある者にとっても大変参考になりそう.

4 件のコメント:

myu さんのコメント...

情報ありがとうございます!
早速大学の書籍部で探してみようと思います。
コンパクトだととてもありがたいです。

匿名 さんのコメント...

うちの学校の生物の先生が理系のの友達に勧めていました。でも、学生にとってあの値段は若干高いです。

ちえこまま さんのコメント...

myuさん,コメント有り難うございました!

さすがに普通のブルーバックスよりは厚いですが,縦横は同じサイズです.まぁでも他の教科書に比べれば驚くほどコンパクトです.

ちえこまま さんのコメント...

嘉生さん,コメント有り難うございました!

> 学生にとってあの値段は若干高いです。

いや,決して高くないのですよ.

洋書の教科書を訳した本としては驚異的な安さと思います.比較に出したMolecular Biology of the Cellはその約20倍です.

あと5年や10年経ったとしてもこの教科書はそれほど時代遅れな感がでないでしょう.読者が専門外であればなおさら.そうすると1年で130円〜260円.それでも高いかなぁ?