先週は,とあるプロジェクトの研究会がありました.
私もメンバーなので参加しました.
このプロジェクトの性質上,異分野の内容のプレゼンを聞くめったにない機会です.
大きくくくって光学がテーマのプロジェクトで,だいたい
○光源の開発(物理学あるいは工学系)
○全く新しい理論・方法論・技術基盤による顕微鏡・イメージング
○顕微鏡への応用・改良(我々生物系はこのくくりに入る)
に分けられます.
いくつか,印象的なことがありました.
【人生の半分】
物理系,工学系の内容は,よく考えてみると,
そういう系統の学会には一度も行ったことがないわけで.
どこまで遡ったら勉強した経験があるか考えてみると,
驚くべきことに大学の教養課程,なわけです.
もう一つ驚くべきことに,大学の教養課程,というのは,
今の私の人生のちょうど半分,の地点なわけです.
(ギャー!と,遠い昔だわ...)
【さすがの私にも睡魔が】
さて,私は仕事場では居眠りしません.
もちろん学会や,セミナーとかでも.
眠りそうになったら,その場を立ち去る方がまし,と思っています.
しかーし,このくらい異分野のプレゼンになってしまうと,
若い頃を思い出すのかつい強い眠気が襲ってきてしまったと
いうことをここに告白します...
【それでも優れたプレゼンはおもしろく聞ける】
優れた研究成果を出されている方が周到に用意されたものを聞くと,
全くの異分野であっても非常に興味深く聞くことができます.
脳が喜ぶ,感じすらします.
【寝ないのはあたりまえ,そのはるか上を行くのは...】
人のプレゼン時に寝ない.これは,書くのも恥ずかしくなるくらい
ごく普通,あたりまえのことです.
(と言ってもいろんな会場で寝ている人のなんと多いこと!
そして,私も若いころは爆睡しているところを人に指摘された
こともある,ということもここに書いておかねばなりません...
長い期間をかけて,周囲がよく教育して下さったのですねぇ.)
「質問をする」となると,これは難易度がかなり上がります.
超異分野,凡人であれば猛烈な睡魔と闘うのが精一杯,
という状況にもかかわらず,こういうプロジェクトのコアなメンバーの先生方は,
どんな異分野のことでも熱心に聞いて質問をされるんですね...
サウイフモノニワタシハナリタイ・・・.
2 件のコメント:
そう!質問すること。大事ですよね。
私もいつもセミナーや学会では質問することを目標にしています(そういう目標を持っている方が睡魔とも戦える気がする…)。
先生たちって、本当にすごいなぁ、と思っています。
たぶん,質問するのって,バスケットで言うと(すんごい例えだな...),シュート練習みたいなものなのかな,と.野球で言うと素振りとかトスバッティングとか...
ああいう場で質問ができる,というのは,試合に出て実際に良いシュートを決めることができる,ということに似ています.そういう人は,普段でも,ヒマさえあれば常にシュート練習してるんでしょうね...それもいろんなやり方を模索しながら...
あと,睡魔との戦いかた,全く同感です.
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