2008年11月19日水曜日

テーブルトップ共焦点

今日は突然でしたが、ある計測機器会社A社の顕微鏡部門の方がいらしてくださり、
顕微鏡ユーザーとしての意見を聞きたい、とのこと、1時間ばかりいろいろとお話をしました。

その中で話題に上がった一つが、テーブルトップ共焦点。
オールインワンの落射蛍光をB社が出して、ややそれを追随する形でC社が共焦点タイプをリリース。
私はどちらも実物を見たことがありませんでした。
外観は箱のようなもので、暗室が要らない、というのがセールスポイントの一つ。
A社にとって脅威になるかどうかという意見を求められたとき、
「顕微鏡初心者とか、あまりなじみのない人は飛びついて買うかもしれない、でもいろいろと自分でカスタムアップしてやりたいという人とか、少し高度なことをやりたい人は、手を出さないのではないか」
という意見を述べました。

あと、96穴プレート内の細胞の画像を自動的に取得できるなんていうシステムも紹介していただきました。こういう装置はこれまでも結構出ていましたが、びっくりするのはその速さ。96穴を1分でスキャン!?そんなのありえるのかしら、という速さです。そして一枚一枚が共焦点画像です。
このような装置は私のピンポイントな専門ではないのですが、かなりパワフルな装置のようです。
液体を分注したり、試薬添加後の反応をタイムラプスで追ったり、その後の画像解析も自由自在。
もちろんものすごい高額な装置だそうですが。

その後、理事長との意見交換会をはさんで。

「顕微鏡のデモの件なんですけど」とC社の方がいらっしゃいました。
あ。そう言えば、すっかり忘れていたけど、デモ機を置く場所をお貸ししたんでした。
あ。そう言えば、そのデモ機って今朝話題になった件のテーブルトップ共焦点でしたね。
そうそう、本格的なデモは明日からで、私の出張と重なるため、あまり記憶に残っていなかったのでした。今日のうちにセットアップができたということで、見させていただきました。

これがですね。かなりよくできています。午前中、A社の方に述べた意見はちょっと修正しなくてはいけないかも。値段と性能を聞いて、これは売れると思いました。
(うちは多分買わないけど。。。なんと、箱がそのままCO2インキュベーターになっちゃうバージョンもあります。これが、将来的に96穴プレートにも対応するようになったら、ものすごいことです。)

全くの偶然ですが、一日のうちに何かシンクロして起こることってあるのですね。
しかし、微妙に順番が逆でした。^^;;;
A社の方には、また追伸かなにかでご連絡したいと思います。

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