2008年6月2日月曜日

読書メモ

先週は,思いつきでたくさん本を買ってしまいました.
読了したものだけリストアップします.

○図解!あなたも今までの10倍速く本が読める
http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE10%E5%80%8D%E9%80%9F%E3%81%8F%E6%9C%AC%E3%81%8C%E8%AA%AD%E3%82%81%E3%82%8B-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%85%AC%E8%AA%8D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4894511959/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=books&qid=1212358491&sr=8-1
→ミカン集中法,なんとなくすぐできそう.むしろ,「あ,今までもこういう感覚でものを見てたことあったな」ということに驚く.学会のプレゼンやポスターを見るときと似ている.学会のポスター会場をとりあえずざーっと一回りするとき,このミカン集中法と似たような感覚で見ているような気がする.使っている脳の部分が違うのかな.あと,リラックスも大変大事なポイント.

○生命を見る・観る・診る—生命の教養学3 極東証券寄附講座 (単行本)
http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%83%BB%E8%A6%B3%E3%82%8B%E3%83%BB%E8%A8%BA%E3%82%8B%E2%80%95%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%95%99%E9%A4%8A%E5%AD%A63-%E6%A5%B5%E6%9D%B1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%AF%84%E9%99%84%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E6%85%B6%E6%87%89%E7%BE%A9%E5%A1%BE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%95%99%E9%A4%8A%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/4766414217/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1212358574&sr=1-2
→研究所の売店で購入.大学のオムニバス形式の講義の抄録(あるいはノート),という,そのまんま,の印象.私の恩師の先生もこの講義シリーズに参加していたらしいことが書いてあった.けれども,本には掲載されなかった,というエピソードもややがっかり.ただ,将来自分が講義をすることになったら,また読み返してみよう.参考になることがあるかもしれない.年代の違う飽きっぽい聴衆をひきつけるために,構成を皆さんそれぞれで工夫されているなぁ,という印象を持ったため..

iPS細胞ができた!—ひろがる人類の夢 (単行本)
http://www.amazon.co.jp/iPS%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9F-%E2%80%95%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%8C%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AE%E5%A4%A2-%E5%B1%B1%E4%B8%AD-%E4%BC%B8%E5%BC%A5/dp/4087813959/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1212358685&sr=1-1
対談形式なので,すぐ,あっという間に読めます.でも,一般の方がどのくらい興味を持って読めるか,は疑問が残るところ.対談形式の本である,というのが大きいのかも.そのメリットデメリットを列挙してみます.(本の内容に触れろよ,と言われるかもしれませんが)
【メリット】
→対談をまとめれば本になるから,出版までの時間が圧倒的に短い
→対談形式,というのは一般にとっつきやすい,親しみやすい.
【デメリット】
→一方,構成を練るのが非常に難しい.なので,話題とその展開についてあらかじめ綿密に段取っておく必要ががるはず.
→ところがいかんせん,研究者2人が楽しい話をしていて,いろいろと脱線してしまう,果ては脱線した方が盛り上がってしまう,ということがえてして起こる.
→研究者独特の専門用語がやりとりされるくだり,読者が???となってしまうことも多いかも.多分,編集者も???となってしまい,とにかくえいやっと出版してしまったのでしょう.

◎でも敢えて勧めます
この本の中で,印象的なエピソードがあります.アメリカと日本のサイエンスに対する意識の差.
・空港で,「サイエンティフィック・アメリカン」が買えるアメリカ,「日Kサイエンス」なんて置いてるの見たことない日本.
・アメリカでタクシーの運転手さんに「何の仕事してるんだ」と聞かれ「再生医療だ」と話すと,そこから話が普通に盛り上がることができる一般人のサイエンスリテラシーの高さ.
おそらく,こういう現状を少しでも変えたい,というお気持ちがあって,スピーディーかつタイムリーな出版に至った,のでしょう,と拝察します.iPS細胞が未来に与えるインパクトを考えると,私たちもなるべくこのことについて知っておく必要がある.

○食堂かたつむり
http://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E5%A0%82%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%82%80%E3%82%8A-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E7%B3%B8/dp/4591100634/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1212358887&sr=1-1
ネットのどこかで紹介されていたのを見ていて,書店で見つけたので購入.
議論が分かれるところと思うけれど,これはある特定の年齢層の女性向けの本,と割り切って,感情移入をして泣いてしまいましょう.そのための本.
話はややそれますが,筒井康隆の「薬菜飯店」を思い出した.カタルシス,というくくりかな.



0 件のコメント: