2009年2月8日日曜日

帽子

午前中のNHKの番組「俳優 ~脚本家・池端俊策が見つめた緒方拳~」で、
今日再放送があると言っていたので、見ました。
帽子
去年初出で放送していたとき、なんとなく気になったもののちゃんと見ることができませんでした。
その後まもなくして主演の緒方拳さんが亡くなられたことが報じられ、見ておけば良かったと後悔したのです。

午前中の、「俳優 ~脚本家・池端俊策が見つめた緒方拳」では、撮影中の様子なども紹介されていました。放映の2ヶ月後に亡くなられていることを考えると、撮影中も身体的にはどれだけ辛かったことか。でも、とても柔和な笑顔でスタッフや共演者の方に接しておられました。
ディレクターの方が、
「新人の役者さんのように、1カット1カットの演技に打ち込んでいた」
「謙虚であった」
「ぬるい仕事は決してしない」
という緒方さんの撮影中のご様子を紹介されていました。
胸に迫るものがありました。

そして「帽子」の本篇を見て。
やはり涙が出ました。何度も。
魂のこもった仕事。
一挙手一投足、美しい銀髪、顔に刻みこまれた皺までも、一つ一つが芸術だと思いました。
ドラマを見ている最中も思ったのですが、深い深い表情のある手をしていらっしゃいます。
芸名ももともとは「おがたこぶし」と読ませるつもりだったとのことです。
出典

翻って。
「ぬるい仕事」をしていないか?
と自分に問いかけています。

今週も頑張りましょう。

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