2009年4月17日金曜日

今日も高圧急速凍結

今日もやりました。

操作には随分慣れてきたのですが、今日はちょっとトラブルに見舞われました。
前回途中で液体窒素切れになってしまったので、今日は容器が満タンになるのを見届けて、実験に臨みました。
液体窒素容器は下にキャスターがついていて、ごろごろと押して運びます。大きな容器なので腕というより体全体で押しながら移動するのですが、容器の冷たかったこと!

100Lの液体窒素のデュワーと装置本体を接続して、液体窒素を装置の方へ導入します。
導入する仕組みは、気化した窒素でデュワー上部の内圧を上げ、その圧力で液体窒素を押し出すわけです。

その内圧がどうも上がらない。本体の液体窒素のレベルも、時々不足を示す赤ランプがついてしまいます。
なぜなぜ?
午前中頑張って液体窒素を汲みに行ったし、酵母の前培養も誘導もかけているし、
これですべてあきらめるのはひどく悔しい。
でも私の経験と知識ではもう対処できない。

そこで何度か一緒に装置を動かしたことのあるSさんに電話し、アドバイスを仰ぐとともに、
納入時から今もときどきお世話になっている専門家のHさんの携帯番号を教えてもらい
(以前3人で作業していたときに私も教えてもらったのですが、そのメモがどこかへ行ってしまった。。。
いかんですね。)、連絡をとってみました。

Hさん、私の簡単な説明でデュワー固定金具のしめつけ不良が一番怪しい、と判断され、対処法を教えてくださいました。

で、アドバイス通りに一度固定金具を取り外し、周囲の霜をドライヤーで乾かし、再び組み上げました。

装置を再起動して、さぁどうなるか。

結果、無事立ち上がりました。良かった!
心配していた液体窒素の不足も起こらず、さくさくと固定をこなすことができ、
今日やろうと思っていた最低限のことはできました。
ああよかった。あきらめないでよかった。
どうも前回の液体窒素不足も、もしかしたら固定金具の締め付け不良というファクターもあって、液体窒素が無駄に逃げていたのかも。最初に汲んだ量も足りなかったというのもありますが。

SさんとHさんにお礼のメールを書いて子供をお迎えに。
最近夕食を作る気力がなく、お迎え後研究所に戻って食べてしまう日が続いています。
今日は関西風のおそば。ちょっと疲れたので帰ってからもしばらく横になっていました。
少し元気になってエントリを書いています。

0 件のコメント: