2009年4月21日火曜日

パスポートに旧姓を併記したい その2

前回のエントリの続きです。

パスポートに旧姓を併記するには、
「結婚後、海外での活動実績を示す、公的な文書あるいは証明書が必要」
「論文はその公的文書の条件を満たす」
「論文が載った、表紙つきの冊子体ならばOK」
(論文のコピーは不可、PDFも不可、別刷りも微妙)

というわけで、結婚後に出た、自分の名前の入った論文が掲載されている雑誌の冊子体を探すことにしました。
2005年2月にfiirst authorとして論文が載った(同じ月に出産してますが)雑誌は、まだ冊子体として購読しているラボや研究者の方が近くにいる可能性大、とふみました。もし今回役に立たなかったとしても記念になるし。

まずは、ラボの図書をチェック。現在当該雑誌の冊子体は購読しておらず(オンラインがあれば十分というのが最近の動向です、私もそれに大賛成な人です)、2005年当時は購読していたかもしれないけれども、それらのバックナンバーはすでに書庫スペースに行っているだろうとのこと。
書庫スペースへ。ここには他のラボの蔵書もあるので、見つかる可能性は大きくなるかなと期待しつつ。
しかし冊子体があるのは他の研究室所蔵で2003年まで。
そこで心当たりの研究室の方に聞いてみました。
「もしかしたらFさんが持っているかも、聞いてみたら?」
さっそくFさんのところへ。

Fさん、突然伺ったにも関わらず、すぐに書棚を探してくださいました。
一週間ほど前に書棚を整理し、ずいぶん処分しちゃったそうで、あるかなぁ、あるといいなぁ、といった感じでしたが、

ありました!!!
やったー!

ワタシ「これ、しばらくお借りしてもいいですか?」
Fさん「さしあげますよ、たぶんあと1年したらまた処分しちゃうだろうし」

なんて有難いことでしょう!
何度もお礼を述べましたが、また改めてお礼に伺おうと思います。

さて、これで大丈夫でしょうか!?
何度もパスポートセンターに足を運びたくはないので、念には念を入れて臨みたいところ。

一つ気になるのが、所属です。
当時の所属は奈良先端大で、現在の所属とは異なっています。
それでどうやって今の私と照合するのでしょう。
私の旧姓と同姓同名の研究者というのはそれなりの数いるように思うのですが。
しかも漢字が違っていたってローマ字表記では区別できないことが大多数ですよね。
もし、現在の所属と異なるところで出た論文も、その他の補足書類あるいは証明書なしで認められるとすれば、以下のような可能性も考えられないでしょうか。
たとえば、私と全く別人だけれどもローマ字表記で同姓同名の方の論文が載っている雑誌の冊子体を持って行ったとしても、認められることになったりしないのかしら?

そういう抜け道を指南しようという意図は全くありません。でも、冊子体を求めること自体が不必要に厳しい条件だったりしないのかな、という疑問はどうしても残ります。冊子体がそれほど出回っていない雑誌に載ることも多く、入手するはそこそこ難しい。ましてやこのオンラインジャーナルが急進している時代、冊子体はものすごい勢いで減少傾向にあります。だからせめて、論文のPDFや別刷りで認めてもらえれば話はとても簡単なのに、と思います。
あと、これが男性だったらどうなのでしょう。前回のエントリでは、「(男性の方が)もっと大変な状況かも」と書きましたが、実際のところはどうなのかな。

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