2009年10月21日水曜日

1人目と2人目の違い 妊娠編3

これは書いておかなくてはと思ったこと.

【体重管理】

1人目の時は,なんと,妊娠前から20kg近く増えてしまいました.
日本では9キロ以内,という話を聞いていたので,ひえええそんなこと可能なのかしら,と思っていました.
もちろん健診のときには毎回体重を計測します.
でもだからと言って,「もう体重増やしちゃダメ」とかは言われませんでした.
こちらから,「増え過ぎでしょうか」と聞いてみても「問題ないよ〜」とにこやかに答えられました.

シアーズ博士のマタニティブックなどを読んでも,妊娠前標準体重の範囲内であれば25〜35ポンド(11.3〜15.9kg)増やすべきとあります.やや多めの場合であれば20〜25ポンド(9〜11.3kg),肥満(obese,BMIが30以上)の場合で20ポンド以内(9kg),だそうです.
まぁそうは言っても20kg近くというのは増え過ぎでしたと反省.

2人目の時は,つわりが1人目よりもややつらく,食欲がない時期が長引きました.炭酸水ばかり飲んでいたら(おえっとするのがおさまる),初期の体重増加はかなり押さえられました.
ただ,つわりが終わってハワイ出張のあたりから,猛烈な食欲がやってきて,一ヶ月で3キロペースで増えてしまい,28週の時点で「あ,お産の時までこの体重でね」と注意されてしまいました.その後の約二ヶ月,我ながら頑張って体重を管理しました.

その体重厳重管理の時期にわかりましたが,甘いものと肉を控えるだけで,相当管理はできるということを知りました.確かに,私の場合,妊娠中期以降は取り憑かれたように無意識に甘いものを食べてしまうらしいです.やめてみたら,お菓子の減らないこと減らないこと.ああこれだけ食べてれば太るよなぁ,という感じ.

そして引っ越しの際に,1人目の時に記録していた食べ物カレンダーを発見.内容を見て愕然.そりゃ太るよ,という記録でした.サブウェイの1フィートのサンドイッチをおやつ(→ちゃんと食事は別に摂っている)のように食べたり,ショートブレッドにハマっていたり,ハロウィンの季節にはチョコレートをしこたま食べてしまったり...飲み物は100%ジュースだけど,甘いし量はハンパじゃないし.レコーディングをしていたのに,全くダイエットにならなかったわけね.

1人目のときは,このような食生活をしていて体重が増えすぎたわけですが,これはいろいろなところに悪い影響があったように思います.主に4つ.
●緊急帝王切開になった遠因になったかも?
コドモが大きくてなおかつ私の方に脂肪がつきすぎてしまったのか,なかなか出てきませんでした.42週で誘発をかけ,それでも出てこず,最後は緊急帝王切開に.ただし,硬膜外麻酔で無痛分娩のせいもあるかもしれないので,体重増加のせいばかりと断定はできませんが.
●よく転んだ
1人目のときは3回くらい転びました.焦りました.
うち1回は階段でお尻を打って,その後病院でしばらく監視モニターに繋がれました.何もなかったので良かったのですが.
2人目の現在,妊娠前よりも体重は約7〜8kg増,この状態でもなかなか歩きにくくよちよちしていますが,これよりも6kgくらい多いとなると,そりゃ歩きにくいことでしょう.ちょっとつまづくと,もうリカバーできずにぺたんと転んでしまうわけです.2人目の今回は,とりあえず明日まで転ばなければ,1回も転ばずにすむことになります.さすがに後期には何度かけつまづきました.でも,そこでなんとか持ちこたえられるのは,まだ持ちこたえられる体重だからかも.
●夜眠れなかった
横向きで寝ることができなくなりました.足の付け根がたまらなく痛いからです.かといって仰向けで寝ても苦しい.壁にもたれて,ベッドで座って寝ることもありました.2人目の今回は,トコちゃんベルトの恩恵もあるかもしれませんが,今でも横向きで眠れます.足の付け根さえ痛くなければ仰向けよりも快適.
●歯のトラブル
2人目の今回は,歯のトラブルはあまりありませんでした.
1人目の時は,もっともっとケアをしていたし牛乳もたくさん飲んでいたのに,何となく歯がぐらぐらとしました.今考えると,単に甘いものを食べ過ぎていたのではないかという気がします.

日本とアメリカで,妊娠中にこのくらいの体重増加を目安にしましょう,というのに大きな差があるのは明白です.これは平均的に見た場合,アメリカの女性に比べて日本人が小柄だから,ということに原因の多くがあるように思います.日本のようにあまりに厳しく体重管理されるのもどうか,という気がしますが,日本の食生活も急激に欧米化しているため,ちょっとの油断で簡単に太ることができるということが今回の妊娠でよーくわかりました.ということは,管理されるくらいでちょうどいいのかもしれません.あと,何も注意されないからと言って,推奨範囲を越える体重増加をしてしまったというのはやはり私の認識不足であったと反省.管理されない自由を持つ以上は,責任も自分で取らなくてはいけない,というのがアメリカ式なのかもしれません.

と,体重話で最後はシリアスな結びになってしまいました.(笑)

2 件のコメント:

suikyo さんのコメント...

>アメリカの女性に比べて日本人が小柄だから,ということに原因の多くがあるように思います.

複数の話題で聞いたことがあるのですが(逆に適切なソースが出てきませんが…)、アメリカ人(欧米人?)に比べて日本人(アジア人?)は肥満耐性が弱いそうです。
なので、妊娠高血圧症候群など、アメリカ人は結構体重が増えてもならないそうですが、日本人はなりやすいそうです。糖尿病なども。


もう間もなくご出産ですね!
神戸から応援いたしております!
明日はUさんの発表を聴いてきまーす。

ちえこまま さんのコメント...

suikyoさん,コメント有り難うございました!

> 妊娠高血圧症候群など、アメリカ人は結構体重が増えてもならないそうですが、日本人はなりやすいそうです。糖尿病なども。

ああ,確かに.肥満耐性が弱い,というのもありですね.私も血糖値検査でひっかかり,糖負荷テストが追加されました.モンゴロイドは出やすいと言われた気がします.

まぁでも(私が滞在したmidwestで特に顕著なのかもしれませんが),身長だけでなく体重も(そしておそらくBMIを算出しても),日本人は小柄だな,と思いました.

> もう間もなくご出産ですね!
神戸から応援いたしております!

有り難うございます!
準備は終わりました.あとは心の準備だけ.(笑)